Spectator(スペクテイター) vol.52 特集 : 文化戦争
『スペクテイター』Vol.52「文化戦争」 人種差別、ジェンダー平等、同性婚などの社会課題をめぐって議論が沸騰し、ときには争いにまで発展することもある昨今の社会状況。経済不況やSNSの影響が大きいという見方もありますが、それだけではなさそうです。 ポリティカル・コレクトネス、キャンセル・カルチャー、WOKEなどの新語と共に、自分とは異なる立場や価値観をもつ相手を攻撃しあう?文化戦争?と呼ばれるこの状況は、いつ頃から、どのようにして始まったのか? 私たちは、いったい誰と、何をめぐって争っているのか? より分断が進んでいるといわれるアメリカの事例と歴史を振り返りながら、社会の二極化がすすむ理由や、保守・リベラルといった政治思想の対立軸のしくみを探ります。 _________________________________ *おもな目次* ・文化戦争用語の基礎知識 ・まんが Riots IN USA アメリカの大学に台頭する息苦しい現実 ・論考 PC論争と文化戦争 ・リベラルと保守のちがいがわかる政治思想入門 ・図説 ひとめでわかるリベラルと保守のちがい ・サミー前田氏に聞く 三多摩に流れついた日本のロック ・まんが リベラルと保守──アメリカ政治の50年 ・アメリカ政治思想の現在を理解するための読書案内 ・漫画評論 WAKE UP! ふくしま劇画にウォークネスを発見せよ ・アメリカ政治思想史研究者・井上弘貴さんに聞く 日本人が知らないアメリカ保守 ・ジャーナリスト・河野博子さんに聞く “文化戦争”の起源と根底にあるもの